2017年12月26日

そのあとの処理に莫大な時間と手間がかかります

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

葬儀をした後にはたくさんのやるべきことが控えていて、それのために何週間もの莫大な時間と手間がかかります。まず第一にお葬式にかかった巨額の費用を業者に支払いに行かなければなりません。次は市町村役場の窓口へ出かけて故人の戸籍の抹消などの行政手続きを必要とします。

さらに故人が残した遺産などを親子兄弟間などで分配しなければなりません。それをしたうえで相続税などの申告を10か月以内にしなければなりません。また遺産は現金だけでなく家や車などあらゆるものが対象になります。

家など不動産の場合は登記の変更手続きをしなければなりません。これは司法書士事務所などに依頼などが必要です。登記を変更していないと、その不動産の売却もできないし、後継世代が相続問題でトラブルに巻き込まれやすくなってしまう原因になりかねないからです。また車の場合も名義変更をするとかしなければなりません。名義変更しないまま廃車手続きなどしようとしたら重量税還付の際にマイナンバーが要求されるなど面倒なことになります。預貯金に関しても解約手続きを窓口で行う手間がかかります。死亡した後に故人の通帳でATMでお金を出そうとしたら警報機がやかましくなるので絶対にしたらなりません。他にも携帯電話や保険会社の解約とか、家の水道光熱費などの契約者の変更手続き、さらに喪中はがきを出して年賀はがきを遠慮する旨の通知を行うなども要求されます。そしてそれらが終わるとお墓の対策も考えなければなりません。お墓がある場合は、四十九日法要前に墓石を点検掃除するなどし、ない場合はどんなスタイルでお墓の権利を買うかなどの検討をしなければなりません。近年は永代供養墓の存在が増していますが、その場合だと1人数十万円の経費の捻出をどうするかなどの検討も必要になります。